服飾史上、未だに燦然と輝き、
数々のトップデザイナーたちによるオマージュやサンプリングにより、近年益々その隆盛を極める、
「実用の美」が生んだ名作揃いのフレンチワーク・ウェア。
堅実・実直なその中でも、
ひと際、その重厚かつエレガントな生地で有名な、ダミアン・コーデュロイのパンツ出す↑
ベルベットやベロアを彷彿させる、光の中でその色味が変化する表情。
また、聞きしに勝るその生地の厚みやタッチわ、
合理化された現代に於いて、正に失われたひとの技術とこころを感じさせマス。
色味わ、限りなく黒に近いコゲ茶色。自然光と人工の光でわまるで見え方が変わる奥深さ。
ウェストに打たれたサスペンダー用のメタルボタンの裏にわ補強用のレザーが充てられています。
前立てボタンわ全てボーンボタン。
ウェスト調整用にジョンアレキサンダースケルトンのホーンボタンを追加しておりマス。
コインポケットとシンチバックの裏地にわシャンブレー生地。
ポケットと股周りにわ、充て布にしてわ堅牢な綾織のプルシャンブルー色のコットン生地。
色抜け・ダメージ・裏地のネル生地の起毛も潰れが殆どなく、かなりいい状態デス。
サイズ:
ウェスト41-43cm総丈103cm股上37cm股下68cmワタリ34cm裾幅20cm
Le Favori社製。
約100年前のものとわ思えない素晴らしい状態。
シンチバックも未開通デス。
一点だけ、
ウェストボタン付近に、
寄せたのかリペアしたのか生地の重なりがありマス。また前立てボーンボタンの糸がぶっとい黄緑デス◎
無骨な印象のフランスの労働着デスが、
こちらわバックポケットがなく、テーパードが利いた一本。
以前マルタン・マルジェラ本人のデザインで、オールレザーで同様のディティールのパンツを見たことがありマス。こう云ふところからのサンプリングなんですね。
色味・状態・形の三拍子が揃った見ても着ても楽しい素晴らしいパンツなのですが、
私にわ腰回りが大きく、好みのシルエットでわない為無念の放出デス。めちゃくちゃ温かいデスよ↑
この太畝の縞模様をみていると畑を思い出します。コーデュロイわ実話=編み物。
綿が乏しかったフランスで生まれたこの美しい生地を見ていると、アミアンの地やフランスや日本の農業を思わずにいられマセん。
労働着の美しさよ、さもあらん。